【第1回】ライフプランニングの重要性
こんにちは、STAMです。ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
記念すべき第1回の講座は、「ライフプランニング」についてです。
1.なぜライフプランニングが必要なのか
「消費税が8%になったけど、給料はほとんど変わらず、結局のところ生活環境は以前より悪くなってるかも。今後、消費税が10%になったら、更に厳しくなりそう。住宅ローンもあるし、目の前の生活でいっぱいだよ。」
これは、私がある友人に以下の質問をした時の回答です。
「将来を見据えたライフプランニングって考えたことある?」
おそらく、このブログをご覧いただいている方の中にも、私の友人と同じような回答をする方がいると思います。
確かに、毎日の生活の中で、将来を考える余裕は無いかもしれません。
だからと言って将来の不安に目をつぶり先送りしてはいけません。
それでは何も解決できませんし、将来がより悪化してしまう可能性さえあります。
ライフプランニングとは、金銭面からの人生設計です。
ライフプランニングを行うことで、
家計の将来にわたるキャッシュフローにおける課題を把握できます。
そして、早い段階で行えば行うほど、それだけ多くの対策が検討できます。
一方、例えば、定年退職間近の方に、
「老後の生活をどうしましょう?」と聞かれましても、正直なところ、対策が限られてしまうというのが実情です。
ですから、まずは早い段階でライフプランニングを行うことが大変重要です。
2.どのようにライフプランニングを行うのか
では、実際にライフプランニングを行ってみましょう!
と言われても、具体的にどのように行うかわからない方が多いと思います。
ライフプランニングのスタートは、
「毎年の収支を将来にわたり試算し、理想と現実の差を確認する」ことです。
以下の表は、私が作成している簡易版のライフプランニングシートですが、ライフプランニングは、通常、このようなシミュレーションツールを用います。
シミュレーションツールは、「年齢」「年収」「貯蓄額」など必要事項を入力することで、自身の将来にわたるキャッシュフローを確認することができ、その推移に問題がないかを確認することができます。
シミュレーション結果において、ある時点で貯蓄額がマイナスになる場合や、老後の生活水準が理想の生活水準を下回る場合など、問題が発生している場合は具体的なアクションプラン(例えば、月々の支出を減らす、資産運用を行う等)を定め、理想の生活に向けた改善プランを実行することになります。
なお、シミュレーションツールは「ライフプラン」「シミュレーション」と検索すると、金融機関などが無料で提供しているものが見つかると思います。
ぜひ利用してみてください。
このように、ライフプランニングを行うことで、家計の将来にわたるキャッシュフローが明確になり、漠然とした不安から解消され、課題が明確になります。
これが、充実したマネーライフを送るにあたっての重要な一歩となります。
3.老後の生活水準について
最後に、老後の生活水準について触れて第1回を終わりたいと思います。
老後の生活水準は、このブログをご覧になれている多くの方の一番の関心事ではないでしょうか。
サラリーマンの場合、ざっくり申し上げますと、老後は会社からの給料がなくなり、年金生活者となります。
ここで問題となるのが、通常「給料」>「年金額」であるため、老後は生活水準を下げざるを得ない場合が十分想定されることです。
一説には、家族2人の老後生活では、
貯蓄額が3000万円あれば、ゆとりのある老後生活が送れると言われています。
もちろん、こちらはあくまでおおよその目安でして、世帯人数、加入年金、不動産の保有の有無など様々な諸条件により変わります。
ですが、いずれにしても、老後の収入は現役時代の収入から目減りしますし、さらには、日本の年金制度自体が決して安心できる状況ではない以上、私たちは真剣に老後について考える必要があると考えています。
次回のブログでは、
日本の年金制度について具体的な数値例を出しながらご案内し、みなさんが老後の生活水準についてのイメージを持てるようにしたいと思います。最後までご覧いただきましてありがとうございました。
※このブログはマネーライフ講座「皆さんのお金にまつわる不安を解消する」ことを目的としています。マネーライフに関するブログもたくさんエントリーしておりますので、ぜひご覧ください。
STAM