大手資産運用会社で働く金融マンのマネーライフ講座

皆さんのお金にまつわる漠然とした不安を解消します!

【第6回】家計費の改善 -自家用車編 高い維持費…自家用車は本当に必要か? タクシーやカーシェアを検討

こんにちは、STAMです。ブログをご覧いただきありがとうございます。第6回は、家計費の改善のうち、自家用車を考えてみたいと思います。

f:id:STAM:20151129120646p:plain

 新車購入費用および維持費は総務省統計局の家計調査データより筆者試算、中古車購入費用はリクルート自動車総研より

 

1. 自家用車のメリット・デメリット
自家用車を保有することのメリット・デメリットを考えてみましょう。メリットは圧倒的に『便利さ』でしょう。郊外や地方住まいで交通機関へのアクセスが不便な場合は、自家用車の保有は必須でしょう。また、お子さんがいる場合もその利便性はかえ難いかもしれません。一方、自家用車のデメリットとしては何といっても『維持費』でしょう。購入代金の初期費用はもちろんですが、毎月の駐車場代・任意保険料や2年毎(新車は3年)にかかる車検費用などの維持費を月額に引き直すと平均2万円強に達します。もしあなたが都市圏にお住まいで交通機関へのアクセスが比較的容易な場合やカーシェアリングの駐車場(ステーション)が身近にある場合で、自家用車の使用が週末等に限られるようでしたら、自家用車の費用対効果を再考してみる価値はあるかもしれません。

2. タクシーの利用
自家用車の代替手段として最初に挙げられるのがタクシーです。タクシーを頻繁に利用しますと何か贅沢しているような印象にうつり、世間体としてはあまり良くないと考えてしまうかもしれません。しかし費用対効果について考えてみますと、タクシーは自家用車に比べ効率的なことがわかります。タクシー料金を0.3km毎に100円とした場合、自家用車費用の月2万円でタクシー約60km分を利用できます。ですが、そうは言ってもタクシーは遠出には割高で不向きです。そこでご紹介したいのがカーシェアリングです。

3. カーシェアリングの利用

カーシェアリングはタイムズやオリックスなどの企業が都市圏を中心に展開しているサービスです。利用方法はとても簡単で、事前にインターネット等で会員登録を行えば、あとは使いたい時にインターネットで事前予約し、駐車場(ステーション)に向かうだけです。そして、カーシェアリングのメリットは費用が安いことです。タイムズのカーシェアでは月額利用料は実質0円(月額利用料は1,000円程度で全額利用料に充当可)で15分ごとに200円の利用料、ここにはガソリン代や保険料等の諸費用は全て含まれていますので、利用者は利用料のみの負担で済みます。自家用車費用の月2万円で、1時間のカーシェア利用が月25回も可能です。また、6時間以上の利用や深夜の利用など割安なパック料金も用意されており、遠出の際も利用しやすい条件が整っています。もし身近にカーシェアリングが利用できる場合は、タクシーと併せて利用することで、自家用車を保有するのとそん色ない生活が可能となり、家計費を大きく圧縮できるかもしれません。

plus.timescar.jp

4. まとめ
本日は、支出の中でも大きなウェイトを占める項目のひとつである自家用車に関してみてきました。世界ではウーバーなどの白タクサービスが急拡大しており、最近では日本政府も白タクを容認する方向に動いており、今後の白タクサービスの拡大に注目です。次回は、保険について考えていきたいとおもいます。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

※このブログはマネーライフ講座「皆さんのお金にまつわる不安を解消する」ことを目的としています。マネーライフに関するブログもたくさんエントリーしておりますので、ぜひご覧ください。

 

STAM