大手資産運用会社で働く金融マンのマネーライフ講座

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【第3回】老後までに必要な3000万円を貯めるには、毎月〇〇万円の貯蓄を!

こんにちは、STAMです。ブログをご覧いただきありがとうございます。

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第1回のブログではライフプランニングの重要性を、第2回のブログでは公的年金制度の概要と受給額について見てきました。結論として、老後にゆとりある生活を送るためには、少なくとも3000万円は貯めたいということでしたが、そもそも3000万円も貯められるのでしょうか。いったい毎月いくら貯蓄すれば65歳で3000万円貯められるでしょうか。早速計算してみましょう。

(3000万円 ー 貯蓄額)÷(65歳 ー 現在の年齢)

  • 30歳で貯蓄額100万円の場合、毎月約7万円
  • 40歳で貯蓄額500万円の場合、毎月約8万円
  • 50歳で貯蓄額800万円の場合、毎月約12万円

もう少し具体的に考えてみましょう。30歳で年収450万円の場合、ざっくりと計算すると、手取りはボーナスの均等分を上乗せして30万円強でしょう。ここから7万円の貯蓄をするわけですので、残りは20万円台前半となります。手取りのうちの20%強の貯蓄ですから、積極的な貯蓄であると言えるでしょう。もしも単身や夫婦2人の生活であれば、月収のこの水準の積極的な貯蓄も可能かもしれませんが、例えば結婚して子供が産まれれば教育費がかかり、不動産を購入すればローン(負債)を抱え、気づけば理想貯蓄ペースに大きくビハインドしてしまうことも十分考えられます。

では、目標の貯蓄額を安定的に続けるためにはどうすれば良いでしょう。まず、簡単な公式を確認するところから始めましょう。

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「収入ー支出=貯蓄」。この公式から整理されるとこは、安定的に貯蓄を継続するためには、「収入」を増やし、「支出」を減らすことが重要であるということです。サラリーマンの場合、収入は給料が中心でしょう。また、会社の福利厚生、公的補助金、節税なども直接または間接的に収入を増やしてくれる要素になります。一方、支出ですが、毎月発生する大きな費用としては家賃、通信費、保険、自動車ローン・駐車場などでしょう。これらの費用を抑えることができれば、それだけ楽に貯金ができるようになります。次回からは、この費用項目について数回にわたり解説していきたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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